totoに関するビジネスと今後
取引停止処分の運営取引停止処分というのは、正当な理由のない手形、小切手の不渡りが多いと、手形、小切手の信用が失われることになるので、手形、小切手が広く利用されている現状を考えて、手形、小切手の不渡りを出した不良な銀行取引者を信用取引の場から一定の期間排除することによって、直接間接に不渡り手形、小切手の乱発、横行を防止して、手形、小切手取引の安全を守り、円滑な運用を維持していこうという制度なのです。
ある金融機関が参加して手形、小切手を交換決済する手形交換所こそ、このような事業を行うのにもっともふさわしいところから、明治以来行われています。
手形交換所の参加銀行手形交換所の事業に参加する金融機関は、手形交換所規則において、参加銀行と呼ばれています。
参加銀行には、参加方式の違いにより、次の四種類の金融機関が含まれています。
東京手形交換所の場合を参考にしながら説明します。
社団法人である銀行協会の社員資格を取得することにより、手形交換所の事業に参加する銀行のことで、普通銀行、すなわち文字どおりの「銀行」が社員銀行です。
聞準社員銀行社員以外の銀行または法令によって銀行と同視される金融機関であって、手形交換所規則に従い、手続きを終えてこの事業に参加する金融機関のことです。
東京手形交換所の場合一日平均の交換取扱枚数が、特殊な場合を除いて、三千枚以上見込まれることが必要となっていますから比較的規模の大きい金融機関といえます。
日本銀行と(中央)郵便局を客員といいます。
東京手形交換所の事業には、日本銀行(本店)と東京中央郵便局が客員として参加しています。
社員銀行、準社員銀行以外の銀行または法令によって銀行と同視される金融機関で、社員銀行または準社員銀行に代理交換を委託して、間接的に手形交換所の事業に参加する金融機関のことです。
東京手形交換所の場合には、過去一年間の各月末預金量が十億円以上であることが必要になっています。
以上のうち、社員、準社員、客員の各銀行は、毎日必ず自行職員を手形交換所に派遣して手形交換を行いますので、代理交換委託金融機関に対して、加盟銀行と呼んでいます。
東京手形交換所は全国の手形交換所のなかで、もっとも参加銀行数が多いのですが、その参加形態別内訳は、別表のとおりとなっており、あらゆる金融機関の参加している状況がよくわかります。
さらに、東京手形交換所の交換に参加している営業店の拡がりをみると、東京都内はもちろん、千葉、埼玉、神奈川の隣接三県にある多数の店舗が含まれています。
手形交換の仕組み手形交換のやり方については、手形交換所規則に細かく規定されていますが、ここでは、そのあらましを説明します。
大体つぎのような順序で行われます。
持ち出し手形、小切手の記録を保存しておく手形、小切手を持ち出す加盟銀行は、あらかじめ、個々の手形、小切手の要件またはこれに準ずる記載事項を記録しておかなければなりません。
交換違算金の請求や持ち帰り手形の盗難、紛失などの事故発生に備えるものです。
マイクロフイルムに撮影しておくのが普通です。
交換印、特定線引判の押捺を要する持ち出す手形、小切手一枚一枚の裏面に交換印を押捺します。
交換印は、手形、小切手の金額を交換経由で領収したことを示す加盟銀行の証拠です。
合わせて、特定線引判により、自行の持ち出し営業店を表示しておきます。
手形、小切手の持ち出し先相違(混入という)や不渡りの場合の返還先を明らかにしておくためです。
持ち出し手形、小切手の計数を確定する持ち出す手形、小切手は、交換事務を総括している交換母店において、持ち帰り銀行別に分類・集計のうえ、枚数・金額を交換添表に記入します。
交換添表を集計すれば、翌日、自行が手形交換に持ち出す手形、小切手の総額が固まります。
以上が手形交換に持ち出すための入金当日における準備作業といえます。
手形、小切手の受け渡し方法翌日、定められた手形交換開始時刻(午前)までに、交換方と呼ばれる銀行担当者が、手形交換所に出席し、交換開始とともに持ち帰り銀行へ交換印の見本手形、小切手を配布します。
これを立ち会い交換方式といいます。
持ち帰り銀行は計数確定を行う持ち帰り銀行は、枚数と場合によっては金額を集計し、添付されている交換添表との一致を確認します。
交換印押捺や混入の有無も同時に点検されます。
添表集計により持ち帰り総額を算出したら、あらかじめ計算済みの持ち出し総額と差し引きして交換尻を出し、交換尻振替請求書を作成します。
手形交換所は決算手続きを進める手形交換所には、各加盟銀行から、当日の持ち出し千葉銀行総額、持ち帰り総額ならびに貸借いずれかの交換尻が報告されます。
持ち込まれた手形、小切手は必ず他の加盟銀行に受け取られるのですから、持ち出し、持ち帰りの総額および貸借の交換尻は一致するはずです。
たとえば、簡単な例として、A、B、C、Dの四行による手形交換の計数モデルは別表の通りとなります。
加盟銀行が増えてもこの原理に変わりはありません。
一致を確認すれば手形交換の決算手続きは完了します。
交換尻の振替により終了交換尻の決済は、決済銀行にある加盟銀行の当座勘定を振り替える方法で行われます。
東京手形交換所の決済銀行は日本銀行(本店)です。
手形交換所は、決算手続き終了後、各加盟銀行の交換尻振替請求書を決済銀行に提出し、振り替えを依頼します。
交換尻の振り替えは、毎日、通常午後一時となっていますから、交換尻が借り方となった銀行(持ち出しより持ち帰りの多かった銀行)は、それまでに不足資金を日本銀行にある自行当座勘定に入金しておかなければなりません。
東京、大阪の機械処理方式上記の立ち会い交換方式と若干異なるやり方の手形交換所があります。
東京手形交換所は、手形、小切手の分類、集計等を機械処理しますので、手形、小切手の持ち出しは、入金当日の夜間に行われ、手形交換所が手形、小切手の分類、集計を機械処理の結果算出される交換尻を全銀データ通信によって日本銀行へ通知して振替請求します。
大阪手形交換所も交換諸計数を交換当日機械処理により算出しています。
3交換呈示の効果と支払い手形交換所において、手形、小切手を呈示すると、法律上の支払いのための呈示たる効力があるとされています(手形法三八条二項、七七条一項三号、小切手法三一条)。
手形交換所の参加銀行(加盟銀行と代理交換委託金融機関)は、手形交換所規則によって、他の参加銀行が支払うべき手形、小切手は、すべてこれを手形交換に持ち出さなければならない義務を負っています。
手形、小切手の支払場所や支払人(銀行)がいろいろあっても、参加銀行間の協定によって、支払いを行うべき本来の場所以外の場所で呈示することは、まったく差し支えはないわけですから、手形交換所における呈示も支払いのための呈示として有効であり、そのため、法律の定めもこのような包括的合意にもとづく支払い呈示を確認する意味のものと考えられます。
したがって、手形交換所が法務大臣の指定を受けていなくても、やはり支払い呈示としての効力があるということになります。
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